今回は就活でメンタルが病んできた時に考えて欲しいことや、メンタルが崩壊した時にすべきことを紹介します。
僕自身も就活中は何度かメンタルが崩壊して辛い思いをしました。
そんな僕の体験談も最後に紹介していますので、気軽に読んでみてください。
なぜ就活でメンタル崩壊するのか

「就活うつ」という言葉があるくらい就活でメンタルが病んでしまう経験はとても多くの人が通る道です。
なぜそんなに病んでしまう人が多いのか、その理由は「人は断られるという経験に慣れていないから」です。
就活中は行きたいと思った企業から断られるという経験を何度もします。
好きな人に告白して振られたら誰でも落ち込みますよね。
これと同じことを短期間に繰り返し経験するのが就活です。
短期間に何度も断られた経験なんて相当なチャレンジャーでない限りありません。
そのため断られ続けた結果「自分が否定されている」と錯覚してメンタルが病んでしまったり、崩壊してしまうのです。

メンタルが病んできた時に考えるべきこと

メンタルが病んでしまったり崩壊する原因についてわかったところで、もし病んできたときにどんなことを考えれば良いのかを紹介していきます。
一番大切なことは「自分が否定されているわけではない」ということを理解することです。
不採用はその会社と縁がないだけ
メンタルが病んできたときにまず考えて欲しいのは「あなたが否定されている」のではなく「その会社と合っていない」だけであるということです。
適材適所という言葉があるように、人には誰しも自分に合った役割や場所があります。
好きな人のタイプが人それぞれ違うのと一緒のことで、残念ながら不採用だった企業は「あなたとの相性」が悪かっただけです。
不採用であるということは「自分が活躍できる可能性の低い会社や入社後にストレスを感じる会社に入社することを回避できた」とむしろポジティブに考えても良いことなのです。
だから必要以上に自分を責めるのはやめましょう。
それが健全なメンタルを手に入れる第一歩です。

面接という短い時間であなたのことが伝わるわけない
続いて考えて欲しいのがESの数千文字や数十分の面接であなたのことが理解できるはずがないということです。
日常生活においても第一印象と実際の人柄が違ったなんてことはよくあります。
面接だって一緒です。
短時間で分かることには限りがあります。
そもそもあなたの人生やあなたが夢中になって取り組んできたことが数十分で伝わるはずがないのです。
だから残念ながら不採用だった際には「自分を否定されている」と思うのではなく、後10分時間があれば採用されてたのになぁくらいに考えてみるとメンタルが病まずに切り替えることができます。
自分は自分
「自分は自分で他人は他人」ということは忘れないでください。
就活の時期になるとどうしても周囲の状況がどうなのかが気になったり比較してしまいがちです。
また、SNSでは「内定貰いましたー」みたいな投稿で溢れかえりどうしても焦ってしまったり自己否定してしまう人が多いです。
落ち着いて考えてみてください。
幸せの価値観や仕事選びの判断基準は人それぞれ違います。
他の人が上手くいった方法や幸せだと感じることが自分にも当てはまるとは限らないのです。
就活や人生はテストではありません。
だからこれが正解という絶対的な正解など存在しないので自分の価値観に素直になって行動することがメンタルを維持することに効果的です。
みんなしんどいし不安
就活中はみんなしんどいです。
しんどい姿を表に出さないだけで、あなた以外の人もみんなしんどい思いをしているしメンタルが病んでいるのです。
あなたは今とてもしんどい思いをしているかもしれませんが、あなただけではありません。僕は就活生時代に周囲の就活生も同じ気持ちで戦っている仲間だと思ったら急に心が楽になりました。
周りの就活生はライバルでもあり、仲間でもあります。
メンタルが病んできたら、自分には同じ気持ちで戦っている仲間がいると考えてみましょう。

就活でメンタルが崩壊した時にすべきこと

続いて、メンタルが病んできた状態を通り越して崩壊してしまった時にすべきことを紹介します。
結論を伝えると大切なことは「就活を忘れる時間を作る」ことです。
就活から離れてとりあえず1日休む
就活中にメンタルが崩壊している状態で「就活をもっと頑張ろう」とするとかえって上手くいきません。
辛いことを乗り越えるためにより負荷をかける気持ちも分かりますが、メンタルが崩壊してきたら一度就活をスッパリと辞めて別のことをする日を作りましょう。
どこかへ出かけても良いですし、何か趣味に打ち込んでも良いので思い切って就活から離れるようにしましょう。
意外と就活から離れたから分かる発見もあるのでおすすめです。
スケジュールに余裕を持つ
1日休んだ後は余裕のある就活スケジュールを立てるようにしましょう。
就職活動が本格的になる3月〜6月の期間、平日は説明会や選考、土日は企業分析や自己分析と一杯一杯になりがちです。
また就活に加えて卒論の準備や単位状況によっては授業に追われることも想定できます。
ですがずっと何かに追われていると心の休まる暇がありません。
自分のメンタルを守るためにも、スケジュールは詰め込みすぎず余裕を持つようにしましょう。
できれば週に1日程度はリラックスするような時間が取れるとベストです。

筆者の就活体験談

ここまで就活中にメンタルが病んでしまうことや、崩壊してしまった時の対処法を紹介してきましたが、実は筆者もメンタル崩壊の経験者です。
メンタルの崩壊というのは突然やってきます。
恐らく随分前からメンタルは病んでいたのかもしれませんが、休む間もなく必死で就活に望んでいたので気がつくことができませんでした。
きっかけはとある面接でした。
「〇〇さんの将来のビジョンを聞かせて下さい」という質問から始まり、それを深掘りされていくうちに自分が何がしたいのか分からなくなってしまったのです。
その面接の後、僕は人生を見失ってしまいました。
そして無気力な状態に!メンタルが崩壊してしまったのです。
この時分かりました、就活の怖いところは将来への不安のあまり自分を見失ってしまうことです。
メンタルが崩壊してからもなんとかしないとと考え、必死で自己分析を続けましたが、1週間程度は前向きな気持ちになれずにいました。
そんな僕が復活したきっかけは友人と飲みに行ったことでした。
自分を見失いながらも必死で自分について考えていたある時、友人から飲みに誘われたのです。就活で忙しいから行けるわけないだろと思ってましたが、どうしてもと言うので早めに帰る約束で飲みに出かけました。
そんな気持ちで言った飲み会でしたが、その飲み会で昔話や近況報告、身内ネタなどで盛り上がっているうちに心が軽くなってきたのです。
その勢いでその日はカラオケで朝まで盛り上がり、翌日は昼過ぎまで寝ていました。
当初の予定では早く帰るはずだったのに、、、ですがこの時間が大切でした。
就活のために作ったしっかりとしすぎた自分像を友人が壊してくれました。
友人と話すことで素の自分を取り戻すことができたのです。
それまでは色々なことを難しく考えすぎていたということに気がつくことができました。
恐らくずっと就活だけを続けていたら気がつくことができなかったことです。
この友人との一日以降はメンタルも落ち着き、順調に就活を終えることができました。
この経験からの教訓は行き詰まったら「就活から離れろ」ということです。
みなさんも就活中は辛いことがたくさんあるかもしれませんが、就活から一旦離れてみたり、余裕を持って就活を進めることで自分のメンタルを守ってください。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回紹介したように就活でメンタルを病まないために
- 不採用はその会社と縁がないだけ
- 面接という短い時間であなたのこと全てはわからない
- 自分は自分、他人は他人
- みんなしんどいし不安
ということは覚えておいて下さい。また、メンタルが病んでしまった時は
- とりあえず1日休む
- スケジュールに余裕を持つ
ことで自分のメンタルを守るようにしましょう。
就活は辛くて大変なことの連続ですが皆様が無事に就活を終えることを応援しています。
