就職活動が本格化してくると内定がもらえないことで焦る就活生が毎年たくさんいます。
この記事では内定がもらえない人から内定がもらえる人になるために、内定がもらえない人の特徴と改善策を紹介します。
内定が出なくて焦っている方は自分が当てはまっていないか確認してみてください。
内定がもらえない人に共通する3つの特徴

内定がもらえない人というと何も準備をしていない人を思い浮かべたかもしれませんが、実は準備をしすぎている人が全く内定をもらえないというパターンも多いです。
準備を完璧にしたのに内定がもらえない人はこれから紹介する特徴に当てはまっていることが多いので要注意です。
会話が成立しない
内定がもらえない就活生の特徴1つ目は「会話が成立しない」ことです。
具体的には「質問に対する答えを返せていない」状態が該当します。
最近は就活対策本などが出回っていたり、就活サイトに情報が豊富なこともあり就活生は事前にかなり準備をすることができます。
ですが準備できるがゆえに面接本番でも面接官の質問に素直に答えず、自分が用意したシナリオに持っていこうとしてしまいがちです。
面接官が聞きたいことと準備した話したいことが一致していれば良いのですが、そうでない場合は会話が成立しないと判断されて不採用に近づいていきます。
感情や表情に濃淡がない
内定がもらえない就活生の特徴2つ目は「感情や表情に濃淡がない」ことです。
具体例を挙げると「面接中に終始、明るく元気よくが続くような状態」です。
どんなエピソードを話していても同じトーンだと面接全体で言っていること自体が怪しくなってきます。
極端な例を挙げると苦労したエピソードなのにやたら明るく話されると面接官は違和感を感じます。
また、ずっと同じトーンだと本人にとってどこが重要なのかが伝わりにくくなります。
面接官の多くは面接を通じて次に進める決定要素を探しています。
感情や表情がずっと一定だと決定要素を見極められなくなってしまったり、印象に残らない就活生になってしまいます。
話が嘘くさい
内定がもらえない就活生の特徴3つ目は「嘘くさい」ことです。
具体的には「言葉で一生懸命にまとめようとする人」「用意しているシナリオに持っていこうとする人」は嘘くさいと思われてしまいます。
一度でも「嘘くさい」と思われてしまうと面接全体の内容を信用されなくなるため、面接において致命的です。
また、面接官は就活生の言葉だけでなく面接中の対応も見ています。
例を挙げると質問をした途端しどろもどろになったり、大きなことを話している割には顔が不安そうといった態度には敏感です。
準備をすること自体は素晴らしいことですが、用意した内容に頼りすぎると「嘘くさい」という印象を与えてしまい内定がもらえない就活生に近づいてしまうので注意しましょう。

内定がもらえる人になるための対処法

内定がもらえない人の共通する特徴を紹介しましたがいかがでしたか。
ここからはどのように改善すれば良いのかという対処法を紹介します。
質問に対する解釈を面接官に確認する
「会話が成立しない」とは「質問に対する答えを返せていない」状態だと先ほどお伝えしました。
「質問に対する答えを返せていない」という状況を避けるために解釈が難しい質問がきた際に「〇〇ということでよろしいですか?」と自分の質問の理解を面接官に確認することが有効です。
自分の理解を確認することで、会話のズレを防止できるだけでなく、丁寧なコミュニケーションを取ろうとしていることをアピールできます。
(毎回確認すると理解力を疑われるので面接の中で1〜2回程度までがちょうど良いです。)
感情は素直に表現する(怒りはNG)
「感情や表情に濃淡がない」ことへ対処すること自体はそこまで難しいものではありません。
エピソードトークをする際や質問に回答する際に素直にその時に感じた感情を表現すればオッケーです。
ただし注意して欲しいのが「怒り」の感情は抑えてください。
仮に面接官からの指摘で「怒り」のスイッチが入りそうになった場合は、面接官の方が経験豊富ということを理解して必ず一旦受け止めるというスタンスでいれば感情は抑えることができます。
面接というものは再現性がありません。
そのため、絶対に正しい方法はありません。
ですが全ての面接官に共通しているのは就活生を不採用にしたくて面接しているのではなく、合格させるために面接しているということです。
面接官に自分のアピールポイントを伝えるためにも、感情や表情に濃淡をつけるようにしましょう。
会話のテンポを意識する
最後に話が嘘くさいという点に関してですが、会話のテンポを意識すると改善できます。
胡散臭さを解消するためには単純に全て本当のことを話せば良いというわけではありません。
仮に本当のことを話していても言葉で綺麗にまとめようとしたり、用意したシナリオに引っ張られると胡散臭さを感じさせてしまいます。
そこで意識して欲しいのが会話のテンポです。質問に対する回答を一言一句用意するのではなく、事前に整理した内容を思い出しながら質問に対して小出ししていきましょう。
理想は聞かれたことに対して2,3文で答えることです。
端的にテンポ良く答えていくことで自然と会話のキャッチボールができます。
自分の用意したシナリオに引き込むのではなく、相手のテンポに合わせて端的に答えることで面接官にとって必要な情報を的確に伝えることができます。
面接で胡散臭さを感じさせてしまうとほぼ100%不採用となります。
そのため、会話のテンポを意識して面接官に必要な情報を端的に伝えることを心がけましょう。
大切なのは日々の行動

内定がもらえない人の特徴と改善策を紹介しました。
今回紹介した方法を実践するには、ありのままの自分を磨いていくことが重要です。
いくら綺麗なストーリーを用意していても、そのストーリーに引っ張られすぎると面接官に不信感を与えてしまいます。
自分はどういう風に生きていきたいのかを考え、それに向かって行動をした人は顔や態度、雰囲気に出ます。
面接官はあなたのことを落とそうと意地悪しているのではなく、皆採用する理由を探しています。
今回紹介したポイントに気をつけてありのままの自分で面接を受ければ必ず良い結果が出ます。
本記事で紹介した内容を参考に少しでも良い企業と出会って就活を終えましょう。