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【経験談】ITパスポートを取得しても意味ないのか?合格後に感じたメリット・デメリットを徹底解説

ITパスポートって意味ないの?

ITパスポートにはどんな意味があるの?

今回はこのような疑問を解決していきます。

昨今のデジタルへの注目度の高まりもあってITパスポートは人気の資格です。
一方で「ITパスポートは意味がない」という声も良く聞く資格です。

今回は何故意味がないと言われるのかや、ITパスポートを取得した筆者が実感したメリットを紹介していきます。

ITパスポートはなぜ意味ないと言われるのか

ITパスポートはなぜか持っていても意味がないと言われがちな資格です。
ではなぜ持っていても意味がないと言われるのかを調べてみました。

難易度の低い試験だから

ITパスポートは2009年に試験が開始された国家資格で、情報処理技術者試験の中では入門編の位置づけです。

入門編ということもあり、平均合格率は約50%とIT関連の試験の中では最も合格率が高いです。
何の勉強もせずに受験をして取れる資格ではありませんが合格率の高さからも一般的には難易度が低い試験とされています。

確かに約50%が合格できて年に何度も試験が実施されているので希少性のある資格ではないのかもしれません。

浅い知識しか身につかないから

ITパスポートはそもそも「基本的なITの知識が体系的に理解できていること」を示す資格です。専門的な知識が身につくわけではありません。

そのため「ITパスポートを持っている = ITのスペシャリスト」と思われることはありません。
あくまでもITを理解している人程度の評価です。

そもそも専門性を求める試験ではないことから意味がないと言われているみたいです。

実践で役に立たないから

先ほどもお伝えした通りITパスポートで専門的な知識が身につくわけではありません。

また試験も選択式の問題で事例問題はほとんどありません。
そのため、試験を受けただけでは実践の場で知識を活かすイメージは湧きにくいです。

「ITパスポートを持っているから〇〇の業務ができます。」というアピールができないことも意味がないと言われていることに関係しているようです。



ITパスポートを取得した筆者が感じるメリット・デメリット

ここまでITパスポートに対するネガティブな意見を並べてきましたが、筆者はITパスポートを取得して本当に良かったと思っています。
どうしてそう思ったのか実体験を元に紹介します。

メリット

ITパスポートを取得して感じた一番のメリットは「開発部門とのコミュニケーションがスムーズになったこと」です。

資格取得前は断片的な知識しか持っていなかったため、相手が何を言っているのかさっぱり分かりませんでした。

ですがITパスポートの勉強を通じて体系的な知識を身につけたことで、ようやく話していることが分かるようになってきました。

仮に分からないことがあっても、自分がどこで話についていけなくなったのか理解できるようになったため的確に質問することができるようになりました。

筆者の場合はITパスポートで身につけた基礎知識があったから効率良く周辺知識や深い知識を身につけれているという実感があります。

また、ビジネスサイドの人間としては開発部門とのコミュニケーションがスムーズになった時点で十分実践で役に立っていると思うので個人的にはメリットしかない資格だと思います。

デメリット

メリットしかない資格と言いましたが強いてデメリットを上げるとするならば転職において意味がないことです。

転職の際には実践経験や専門性が重視されます。
そのため基本的な知識の理解を示すITパスポートは評価の対象にはなりにくいです。

実際社内の人事に聞いてみてもITパスポートを持っているから優遇するということは無いとのことです。

履歴書に書いても基本的なことは分かるんだなぁくらいにしか評価されないみたいです。この辺りがITパスポートが意味ないと言われている理由かもしれませんね。



ITパスポートを取得した方が良い人

  • ITに関心があるが経験が浅い人
  • ITに関わる取引先との商談がある人
  • リスクマネジメント部門や監査部門に配属された人
  • 就職を控えた学生

上記に当てはまる人は特にITパスポートを取得した方が良いです。
ITパスポートはIT全般の知識を体系的に学ぶのに最適な資格です。

少しでもITに興味がある人や今後IT用語が出てくる業務に関わっていく人がITパスポート取得に向けて勉強することで基礎的な知識を得ることができます。

また、就職を控えた学生の場合はITの知識を持っておくことで、企業説明会の理解度が上がったり面接の際にITに関心のある学生であることをアピールできたりします。

ITパスポートの目的は「ITに関する基礎的な知識があることを示すこと」です。

逆に考えるとIT知識に自信がない人は試験を受ける意味が大いにあるため、ネットの言葉を鵜呑みにせずにポジティブな気持ちで試験に臨みましょう。

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まとめ

意味がないと言われがちなITパスポートですが筆者の場合は取得後に社内や社外との会議について行けるようになったり、的確な質問ができるようになったため実践で大いに役立っています。

ITパスポートを取得して本当に良かったと思っています。
ITパスポートの取得を意味あるものにするには結局その後の行動が大切です。

今回の記事を読んでいただいたあなたが、ITパスポートは意味がないというネガティブなイメージを払拭してくれたら嬉しいです。