ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識を有していることを証明できる国家資格です。
合格率も50%程度と比較的難易度の低い資格と言われているITパスポートですが「勉強時間は最短どのくらい必要か」「初心者でも独学で合格できるのか」などの疑問をよく伺います。
本記事では筆者の実体験を元に初心者が独学でITパスポートに合格する方法を紹介します。これからITパスポートの勉強を始めようと考えている方は参考にしてみてください。
ITパスポートを受験した理由

まずは筆者がITパスポートを受験しようと思った理由を紹介します。
筆者は新卒でIT企業に入社しました。
ですが大学は文系で学生時代はITとは無縁の生活をしていたためITの知識が欠けているという不安がありました。
配属後にその不安が的中し、社内や社外の会議内容や周囲の発言に全くついていけないという事態に陥りました。
このままではまずいと考え周囲に相談したところITに関する基本的な知識を習得できるITパスポートの存在を知り受験を決意しました。
まさに初心者からのスタートでした。
ITパスポートに独学で合格するまでの勉強時間

続いては初心者である筆者がITパスポートに独学で合格するまでの勉強時間や、使用した教材、効果的な勉強方法を紹介します。
これから紹介する方法で勉強した結果筆者は上記の点数で合格することができました。
勉強時間は25時間程度
筆者がITパスポートに合格するまでの勉強時間は25時間程度です。
筆者の場合は独学だったのですが具体的に行っていたことは2つあります。
1つ目は会社から帰宅後、1時間〜1時間半程度テキストを使った勉強をしました。
2つ目は毎日通勤で電車に30分程度乗っていたため、その時間をスマホアプリの一問一答に充てていました。
この生活を2週間程度続けた後に試験を受け、無事に1発合格することができました。
テキストを使って勉強している様子はYoutubeにもアップロードしてあるのでぜひ一緒に勉強してあげてください笑
使用した教材
続いて使用した教材を紹介していきます。
筆者の場合は3つの教材を活用しました。
この3つを使えば筆者のような初心者でも独学でITパスポートに合格できました。
栢木先生のITパスポート教室
まずテキストとして利用していたのが「栢木先生のITパスポート教室」です。
試験内容が網羅されているのでこの一冊があれば初心者でも安心して勉強できます。
各章ごとに体系立ててわかりやすく記載がされているので理解しやすいのも特徴です。
勉強とは関係ないですが所々に可愛い挿絵があってほっこりします。
栢木先生のITパスポート教室準拠書き込み式ドリル
続いて利用していたのが「栢木先生のITパスポート教室準拠書き込み式ドリル」です。
先に紹介したテキストの内容が穴埋め形式になっているドリルです。
筆者が読むだけだといまいち頭に入ってこないタイプなのでテキストと併用していました。
このドリルはキーワードにフォーカスした内容になっているので、理解できない部分は自分でググりながら勉強するのがオススメです。
ITパスポート全問解説(スマホアプリ)
電車などの隙間時間にはスマホアプリの「ITパスポート全問解説」を利用していました。
一問一答形式なので、スラスラと勉強ができます。
正解数アプリ上でチェックできるので苦手な分野を把握することができるので、特に試験直前はこのアプリにお世話になっていました。
社会人でまとまった時間が中々取れない方でも隙間時間で勉強できるのでオススメです。
解説も丁寧なため、本当に無料で良いの?と疑うほどのクオリティです。
独学の人向けの効率の良い勉強方法
独学でITパスポートを取得した筆者が実践していた最も効率の良い勉強方法を紹介します。ここまでで紹介した3つの教材を組み合わせた勉強方法で具体的な方法は以下の通りです。
- 毎晩テキストとドリルを進める(筆者の場合は帰宅後)
- 毎朝、前日に勉強した範囲の一問一答に挑戦する(筆者の場合は通勤時)
- 隙間時間は3日前に勉強した範囲の一問一答に挑戦する(筆者の場合は退勤時)
筆者はこの勉強方法を実践し3週間で合格することに成功しました。
ポイントは前日テキストで勉強した範囲を翌朝すぐに復習していること、3日後に振り返ることで記憶を定着させていることです。
この方法の良いところは毎日やることが明確なことです。独学だとその日やることが明確でないためだらけてしまいがちですが
- 夜はテキストをとにかく進める
- 毎朝、前日に勉強した範囲を一問一答
- 隙間時間に3日前に勉強した範囲を一問一答
この3つを繰り返すだけで良いので簡単に勉強を続けられます!
社会人がITパスポートに合格するメリット

最後に筆者がITパスポートに合格して思ったメリットを紹介します。
1番のメリットはITを中心とした幅広い分野の知識が身に付くことです。
特に学生や社会人歴が浅い人、IT業界未経験の人は最初にITパスポートを取得しておくことで、ITを中心とした幅広い分野の知識を体系的に身につけることで仕事や同僚とのコミュニケーショが円滑に進みます。
実際に筆者自身も、ITパスポートを取得したことで業務上の会話に入れるようになり、周囲から仕事を任されることが増えました。
また、分からないことがあった際もITパスポートで幅広い知識を身につけているおかげで、何を調べれば解決するのかを自分で考えることができるようになりました。
社会全体でIT化が進む現在、ITリテラシーは全てのビジネスパーソンにとって必要不可欠です。
難易度が比較的低く、幅広い知識が身に付くITパスポートは初心者にオススメの資格です!

まとめ:社会人でも隙間時間を使えば合格できる
ITパスポートは合格率が50%前後と比較的難易度が低めにも関わらずITに関する汎用的な知識が身に付くためIT業界初心者におすすめの試験です。
筆者ができたように社会人でも隙間時間を上手に使えば1ヶ月程度で合格ができます。
取得を考えているあなたもこの記事を参考に1ヶ月後には合格できるよう頑張っててください!
