こんにちは。
就活をしていて成長市場という言葉を聞いたことはありませんか?
僕も就活をしていて何度も成長市場という言葉を耳にしたのですが、ぶっちゃけ成長市場とはいったい何なのかが曖昧でした。
また、見分け方についても理解していなかったので、企業の担当者の成長しているという言葉だけしか頼れるものがありませんでした。
今回の記事では成長市場とはいったい何なのか、どうやって見分けるのかを解説していきます。
成長市場とは?

まずは成長市場とはいったい何なのかを解説します。
成長市場とは市場規模(1年間の商取引の総額)が大きくなっている市場のことです。
結構単純ですよね。
市場規模を調べて成長市場を探すことはもちろんですが、その成長の背景要因も同時に調べると進むべき道が見えてきます。
ちなみに背景要因というのは市場を取り巻く環境や製品を取り巻く環境、競合他社の参入などがあげられます。
僕は背景要因を調べつつ、過去の市場規模と比較してどのくらい成長しているかなども気にするようにしています。

成長市場の調べ方

続いては具体的な成長市場の調べ方を紹介していきます。
市場規模を調べる
まずは市場規模を調べましょう。
皆さんに馴染みのある広告業界や人材業界などざっくりとした市場に関してはGoogleで検索すればすぐにデータが出てくると思います。
こちらの市場規模マップにはざっくりとした市場規模が分かりやすくまとまっているので参考にしてみてください。
また、そこまで大きくない市場の規模を調べたい場合は1社の売上高と業界シェア数で算出できます。
あなたが気になる業界上のシェア率と売上高を公開している企業を見つけておおよその市場規模を把握するようにしましょう。
過去5年程度の推移を調べる
市場規模を知ることができたら、続いては過去5年程度の推移を調べましょう。
市場規模マップに掲載されているような大きな市場であればすぐに調べることができますが、そこまで大きな市場ではない場合はシェア率を公開している企業の数字を参考にして推移を調べるようにしてください。
ちなみに僕は過去5年の数字を比べるようにしています。
何故なら、ここ数年で世の中の変化のスピードが上がっているので10年前には存在しなかったような市場もたくさんあります。
そんな中であまり遡りすぎても意味がないのではないかと思い過去5年のデータを参考にするようにしています。
僕が5年分なだけで、何年分見た方が良いという正解はないので安心してください。
上がっている傾向のある市場が成長市場!!
ここまで紹介した方法で市場規模とその推移を調べて規模が継続して大きくなっている傾向のある市場こそが成長市場というわけです。
ただ、僕は成長しているからといってその市場にある企業にただ飛び込めば良いというわけではないと思っています。
何故そう思うのか、ではどのような企業に進めば良いと思うのかをこの後紹介するのでもしよければ参考にしてみてください。

オススメの成長市場と企業の選び方

続いてはオススメの市場と企業の選び方を紹介していきます。
ここでは成長市場だけではなく様々なフェーズについて紹介しているので成長市場だけを見たい人は”成長市場の場合”という項目を参考にしてください。
僕はプロダクト・ライフサイクルというものを参考にして市場をざっくり導入期・成長期・成熟期・衰退期という分け方をするようにしています。
その市場のフェーズごとに企業の選び方が変わってくると考えているので参考にしてみてください。
市場のフェーズ | 企業の選び方 |
導入期 | 市場シェアが最も高い企業 |
成長期 | 市場シェアが高い or 明確な個性がある企業 |
成熟期・衰退期 | ITを活用して市場の構造を変えようとしている企業 |
導入期の場合
まずその市場が誕生して間もない導入期だった場合は市場シェアを気にして企業を選ぶようにします。
導入期の市場では競合の数は少ないですが、その分市場や商品自体の認知度も低い場合が多いです。
そもそも市場自体が小さいため、まずは社会に与える影響力の大きさを考えて市場シェアを気にして企業を選ぶようにしています。
また、新卒時の就職では成長を一つの軸にしていたため、何かしらのノウハウを持っている企業に進みたいという思いが僕にはあるため、市場が小さく競合も少ない状態でシェアが低い企業を僕は避けるようにしています。
成長期の場合
続いてはその市場が成長期だった場合についてです。
成長期の市場というのは市場自体が成長しているため基本的にどんな企業も成長をしています。
そこで僕はその企業がその市場で成長している理由や個性に注意して企業を選ぶようにしています。
まずは業界シェアが高い企業に注目します。
何故ならシェアが高いことにはそれなりの理由が存在するはずということと、基本的にシェアが高い企業がその市場自体に与えるインパクトも大きいからです。
シェアが高いわけではない企業を見る際にはその企業特有の個性があるかどうかを気にして見るようにしています。
先ほども言いましたが伸びている市場にいる企業は基本的に成長します。
ですが、それは市場の力であって企業の力ではありません。
だからこそ個性に注目してその企業だからこその理由を探すようにしています。
成熟期/衰退期の場合
最後に市場が成熟期もしくは衰退期だった場合です。
成熟期や衰退期の市場というのは市場自体に大きな動きが起きる可能性が比較的低い市場であると僕は考えます。
まぁ言い換えると安定しているとも言えますね。
そういった市場の企業を見る場合はITを活用してその市場自体の構造を変えようとしている、その市場の中に小さな新しい市場を作ろうとしているかどうかを見るようにしています。
例えばX-Techがその例です。
テクノロジーを活用してその市場に存在する課題を解決しようとするということは、新しい取り組みであり僕は市場の中に小さな新しい市場を作っているという認識をしています。
ちなみにiPhoneのような革命的な発明が市場自体の構造を変えるに該当していると僕は思っています。

成長市場で働くメリット

成長市場に進むことには具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
成長市場に進むことであなたにとってどんなメリットがあるのかを具体的に紹介していきます。
優秀な人材が集まる
成長市場では各社競争に勝つために必死です。
そこで人材への投資額も大きい傾向にあります。
人材への投資額が大きいと何が起こるのでしょうか?
優秀な人材が集まりやすくなるのです。
優秀な人材がたくさん働く職場では周囲の人間からたくさんのことを学ぶ事ができます。
また、新卒だけでなく様々な業界から優秀な人材が集まるため、ノウハウを持った方からノウハウを学べたり他の業界に対する知見も深まるのではないかと思います。
成長角度をあげるためにも優秀な人材に囲まれるということは重要なことです。
上位のポジションが空きやすい
続いては上位ポジションが空きやすいという点についてです。
成長している市場では各社様々な技術を用いて新しいことに挑戦をします。
その過程で様々な部署が立ち上がったり、サービスが立ち上がることも多いです。
するとマネジメントする人の数が必然的に足りなくなり、若いうちからそういった経験を積めるチャンスと巡り合う可能性が高くなるというわけです。
また、自分のポジションが上がれば付き合う人間も変わってくると思うので単純に自己成長につながります。
成長意欲が高い人にとっては出世するチャンスは多ければ多いほどモチベーションにつながるかと思います。
自分がモチベーションの上がりやすい環境に進むということも大切なことです。
転職市場での価値が上がりやすい
最後に転職市場での価値についてです。
成長市場というのは常に新しいことに挑戦しているため人手不足であることが多いです。
なので常に求人を行っている場合が多いです。
実際に転職市場の有効求人倍率を調べていただけると分かりやすいのですが、成長市場だけ明らかに求人が多いことが分かります。
そんな中でその市場の知見を持っている人間は非常に価値があることは当たり前のことです。
仮に新卒で就職した会社で思い通りに行かなかったとしても転職市場での価値が高いので他社で理想のポジションを探す機会が豊富です。
自分の可能性を広げるという意味でも成長市場はオススメです。

まとめ
いかがでした?
今回は成長市場の見つけ方や、会社の選び方、メリットを解説しました。
就活は社会人としての第一歩をどのように踏み出すかを決める大切な期間です。
悩むことも多いかもしれませんがあなたが考えた時間はいずれあなたを助ける大きな力となることでしょう。
今回の記事があなたの就職活動の助けになれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
